当時の朝廷の殆どの地位は、都の貴族によって占有されていました。そのため地方の豪族の子弟は、個人の力によって出世が可能になると共に、税金が免除される僧侶の道を選ぶ者が多かったといいます。
また、空海や最澄のように渡来人系の家系の出身者も僧侶に多いようです。というのも、五世紀後半の朝鮮半島では、高句麗・百済・新羅の3国間の抗争が絶えず、国々の豪族が一族を連れて日本に亡命してきました。そのときに仏教の経典も持ち込まれていたらしく、彼らの子孫が僧侶の道を選ぶことは自然だったのかもしれません。
| 名 | 階級 | 宗派 | 秘法 | 発見したと言われる温泉 |
| 役小角 | 役の行者・神変大菩薩 | 日本古来の山岳信仰と渡来の密教を融合させた山岳修行者で「修験道」の祖。 | 「孔雀明王経法」 | 長野の五色、秋田の田沢、静岡の伊豆山等 |
| 空海 | 弘法大師 | 「真言宗」の開祖。即身成仏の思想。 | 「虚空蔵聞持の法」 | 山形の吾妻、群馬の法師、静岡の修善寺等 |
| 最澄 | 伝教大師 | 天台宗の開祖。比叡山に宗教家の育成機関の基礎を作る。 | 不明 | 不明 |
| 道鏡 | 不明 | 奈良時代、孝謙女帝を操る怪僧とされた。 | 密教占星術 「宿曜法」 | 不明 |
| 霊仙 | 霊仙三蔵 | 中国の皇帝から”三蔵”の称号を与えられた唯一の日本人僧侶。 | 秘法中の秘法 「大元帥明王法」 | 不明 |
| 円仁 | 慈覚大師 | 天台密教の基礎を作る。 | 不明 | 青森の恐山、岡山の湯郷等の温泉等 |
| 宗慧 | 入唐僧正 | 天台密教から真言密教へ移った。 | 不明 | 不明 |
| 円珍 | 智証大師 | 空海の親族でありながら、天台密教の確立に力を注いだ | 不明 | 不明 |
| 日蔵(道賢) | 不明 | 真言密教の僧で、天界・冥界を巡ることが出来た。 | 不明 | 不明 |
| 陽勝 | 不明 | 天台宗の僧だったが忽然と姿を消し、その後異形の者として現れたという。 | 不明 | 不明 |
| 益信 | 本覚大師 | 武内宿禰の子孫。真言宗広沢流の祖。 | 不明 | 不明 |
| 聖宝 | 理源大師 | 真言宗小野流の祖。 | 不明 | 不明 |
| 文観 | 不明 | 鎌倉時代の邪教、髑髏を本尊とする「真言立川流」を起こした怪僧。 | 不明 | 不明 |
| 天海 | 慈眼大師 | 徳川家を守護し、江戸曼荼羅を完成させた天台宗の僧侶。 | 山王一実神道 | 不明 |
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